セリフ詳細

ちなみにニーチェの場合、その思想の根幹はね、生存の絶対的レベルでの肯定だから、「人生の苦しみよ! どんと私にかかってきなさい。すべて受け止めてやる!」的な感じ。

でね、そういった苦痛に哄笑しながら耐えてみせる人間だけが凡夫ならぬ超人だ、とする。

超人というのは究極のマゾだと思うが、ニーチェの場合、最終的には精神論的なところへ行ってしまうからね、う~ん。

人生に悩んだらニーチェ、よりもインド哲学のほうが実り豊かだと思うんだけどね・・・・・・

ただ、いかんせんインド哲学はとっつきにくいんだよ、現代人にはね、そこが不人気のポイントかもしれないね

作品タイトル:[世界宗教探求]インド篇、あるいは解脱のススメ?

エピソード名:16 解脱のススメ?(1)

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

61|社会・思想|完結|22話|40,456文字

哲学, 思想, 宗教, 仏教, インド, シャンカラ, インド哲学, 脳科学

130,437 views

インドの哲学・宗教思想について、現代哲学や心理学・脳科学からのアプローチもからめて、超訳していきます。