援助の設計を主な業務とする蒼コンサルティングの社員である加賀は、途上国の高官の収賄や賄賂を絶とうと動き出した政府の思惑に翻弄され利用されてゆく。一方、政府が活発に動けば動く程、会社のプロジェクト受注が増えて行く。途上国の政府高官が失脚してゆくに連れ、加賀の評判は高まる。途上国政府にとっては脅威であり、援助機関にとっては救世主である。
援助コンサルタント加賀聡の活動を描いたフィクション小説。
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