ある夏の日の雨宿り

作者 nerijoy

[ミステリー]

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ある夏の日の夕暮れに、歩いて家路を急いでいた私は途中で激しい夕立にあってしまった。公園のトイレに駆け込み夕立が収まるのを待っていたが、隣の女子トイレから聞こえてきたのは、その公衆トイレで過去に起こった自殺に関する会話であった。雨音と雷鳴の中で断片的に聞こえてくるその会話に、私の神経は集中していった。

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