崩れかけの塔の下で

作者 木本伸二

[現代ドラマ・社会派]

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幼馴染みのサヤは重度の喘息患者だ。
十歳の僕も喘息の為に、公園でタバコを吸う人達に迷惑していた。
そんな迷惑な女のナナを嫌う僕。
そんな時、サヤの父親が拘置所で亡くなった。
サヤの父親、僕の父親、ナナの間にある因縁とは何か。
僕が二十歳の時、流行り病で世界が分断されていく。
大統領権限が強くなり、全体主義化していく世界。
僕の尊敬していた父親と、僕の世界一嫌いだったナナの想いが交錯する。
世界は何処に向っていくのか。
僕達は生き方を選択する事ができるはずだ。
街には高い塔が建ち並び続ける。



これは本編『空蝉の国』のスピンオフ的なエピソードとして番外編になります。
いずれ本編の『空蝉の国』をご紹介させて頂きたいと思います。

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