僕のマリア 〜理性の怪物たち〜

作者 ハマ

[ミステリー]

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(キャッチコピー)
僕は恐ろしいです……人間がこんなことをできるなんて。
 
(あらすじ)
 主人公の"僕"は、敬愛する先輩の指示で「消えたロザリオ」の謎を解く役目を負わされる。銭湯の水風呂で出会った聖母マリアを名乗る少女。イタリアから観光に来たグラサン神父。二人の協力を得て調査を進め、ロザリオの盗難と実行犯の擁護が行われていることを推理するが、動機が全く分からない。
 皆が望むような能力もないことを焦り実感する僕にグラサン神父の放った"理性の怪物”という言葉が重くのしかかる。マッチョな囲碁部員、フランスからの金髪美女留学生、銭湯仲間の純朴な小学生、自分たちも先輩も全て巻き込んだ意思の絡み合う中、結論を出すことを迫られる。聖母マリアや聖人の奇跡を前にした僕は、イエス・キリストの復活を通じて人間の理性の凄まじさを思い知り、全てを賭けて"彼女"との勝負に挑む。

※1月7日加筆修正
※1月16日画像を不動明王感溢れる聖母像にしました(メキシコ土産)。

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