カグラマツリ……3 土と共に。

作者 風城 徹

[現代ドラマ・社会派]

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 平成5年、父符市にある大学の研究室で民俗学者の霧崎刹那は、荷物の運び出しを考古学者の大塵と手伝っていた。八想神社で行われる神楽祭りに使う為だ。
 刹那は荷物の運び出しを手伝った後、研究員から貰ったメモを見て驚いた。今まで立ち入りできなかった森に調査員がいたと言うのだ。
 二人は現地に向かい、主に話を聞いた。
 主は前にいた主の息子で、父が亡くなった為、相続に関わる土地の調査を目的に来たという。
 刹那は家に残った資料の寄贈と森の調査を求めるが、はぐらかされる。
 家に戻り、妻の澗に葬式の直後に図々しいと責められる。更に神楽祭りの手伝いを求められ、拒否すると賭けを求められる。
 刹那はやむなく了承するも破れ、休みに手伝う事になる。
 手伝いの最中、ポケットベルが鳴り資料館に連絡を取る。
 資料館に資料が届いたと知らせが入り、急遽戻ると主が送ってきた資料と調査の委任状があった。
 資料の中に森の写真があり、人工物らしき物があるのに気づく。
 二人は準備の上、調査に森へ向かった。

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