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神の指
『神の指』と呼ばれる神具つかいが揃うとき、神の国が顕現する――。
それはまだ、キリスト教が禁止されていた時代の、桜樹《おうじゅ》の国の物語。
奇跡を行なうちからを具えた神器を揃える旅を行なう少年少女たち。体制の迫害に遭いながらも、人々に神の道を説き、真理へと導きつつ、まだ見ぬ仲間を探し続ける。指導者さま――彼らの教え手となっていた師父さまの、言葉どおりに。
そしてまた一行は、邂逅する。『危険を察知する能力』を具えた器を従えた、『神の指』と。
作中の聖句は、『口語 聖書』日本聖書協会、1955年版より、引用しております。
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