数寄の長者〜戦国茶湯物語〜竹馬之友篇

[歴史]

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あらすじ
〈竹馬之友〉篇
 茶聖・千利休誕生の前年、将軍義稙公が出奔。天皇践祚の儀に将軍が列席しないという前代未聞の事態に幕府は動揺する。しかし、細川高国は一顧だにせず、次の将軍義晴公を擁立した。

 大戦のない平穏な大永年間であったが、少しずつきな臭さが漂い始めていた。そんな中、和泉から戦が始まる。野田の戦いで敗れた畠山稙長は大和へと逃れる。勝った畠山義宣の後援に阿波から細川讃州家の軍勢が到着した。今度は細川晴宣と元常が、菱木にて戦う。しかし、続く誉田の戦いで畠山義宣が敗れ、讃州家は上洛の足掛かりを失った。

 最初の天下人・三好長慶と十歳まで共に堺で育った田中与四郎は天文八年帰郷した武野紹鷗の茶の湯を見て衝撃を受け、自分だけの茶の湯の世界を夢見て茶の道を志す。

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