五十才で免許とろうとしたら、自動車学校で予想以上の苦難が待っている体験談

[ノンフィクション]

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 人生五十年経過した時。頑なに拒否していた自動車免許を、世間の流れに逆らってとろうと思ったのには、それなりの理由は当然ある。

 夫が地方に転勤になったのがきっかけだった。
バスはそれでも、1時間に2本は走っている都市だった。自分一人で行動するなら、五十年免許なしでやってきたゆえ、自動車運転が必要と感じる強い動機付けにはならなかった。
 免許をとる決意を固めたのは、夫だけに長距離を運転させていいのかよ? と思ったからだ。

 それまで、車の運転は全て夫に任せていた。
しかし、互いに年をとり、夫一人に運転を任せていいのだろうか?と思うようになったことが、大きい。
 若かった時には深く考えなかったが、年をとるにつれ思ったのだ。運転の負担を一人が背負うより、運転をシェアするべきでなかろうか? 

 結婚する前から、免許を取ることを進められていたのに、頑なに免許取得を拒否していた。それが一転、自動車免許をとろう! と思った時には、高齢者の運転に疑問がでてきたタイミングだった。世間の逆風を思いっきり受けながら、免許をとろうと決意したあまのじゃく。
 そんなあまのじゃくが、自動車学校の門を叩いた。

 自動車学校の教習内容は時代や地域によって変化している。ウン十年前、自動車学校に通った夫が驚くほど、教習内容は変化している。
 ゆえに、この体験談を読むタイミングによっては、体験談と内容が変わっているかもしれない。

 その点は、ご了承のうえ読んでいただければ幸いです。ほんじゃ、自動車学校にいってみよう!

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