ノンフィクションで出していますが、個人の体験を基に手を加えて小説としたものです。
副題を「蛍の光」としたほうがよかったかも。

この話のもとになったのは、もしかしたら何の変哲もないのかもしれない、しかし私にとっては不思議な感覚が残っている経験です。語りたい気持ちと、うまく形にできないことへの恐れがありました。今回、ふっと文章が出てきたのをきっかけに、まずは形にすることに意味があると思って完成させてみました。