天国の一丁目

作者 町野 灯

真田叶成(さなだ かなる)の人生は、娘夫婦や孫に看取られて幕を引いた。
――ここはどこだろう? 目の前には辺り一面の浅瀬が広がっていた。それを包み込むように暖色の光が遥か彼方まで広がっている。行く当てもない叶成は、少し先に見えた巻貝を目指して歩いた。巻貝だと思っていたものは、終わりの見えない螺旋階段だった。
階段を上る途中で出会ったのは、見知らぬ女性。
「私は、この天国一丁目で案内人をしております。名前は……ありません」
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こんにちは! “町野 灯”と申します。
初執筆・初作品のため、至らない点も多いかと存じますが、楽しんでいただければ幸いです。続編も自分のペースで書いていきたいと考えております。よろしくお願いします。

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