松田早苗の青と桃色の時代

作者 和泉綾透

[恋愛・ラブコメ]

4

7,754

0件のファンレター

幼馴染みの少年を見失い、探し続けた長い長い「青の時代」が、二十三歳を迎える夏に、ようやく幕を下ろす。

高校二年の春、交通事故で右足を失った安曇大和は、競泳エリートの道を諦める。それを目の当たりにしてしまった松田早苗は、以来、プールサイドに近寄れなくなった。
それから七年後、一緒に東京に出てきた旧い友人たち、東京で出会った新しい友人たちの中で、松田早苗の二十三歳の旅立ちが、哀しく切なく始まろうとしていた。

一、ある夜のサプライズ
二、どれだけ待ってみたところで…
三、池内家の総帥と契約を交わす
四、そして、中目黒の晩餐
五、でも、オレンジを選ぶのは私
六、祝福の陰にはいつも謀が隠される
七、プールサイド
八、あれは事故扱いにしよう
九、松田早苗も嘘が下手
十、闘う相手は見えないけど、護るべきものは明白だ
十一、西江衛の千里眼
十二、もう雨は降らない?
十三、欠落する記憶
十四、転居―避難生活の始まり
十五、可愛らしいパジャマ、図柄はクマ
十六、風に砕け散った少年
十七、砂糖とミルクはひとつずつにしてください

ファンレター

ファンレターはありません