はたとせ

作者 円目 旭

 培養肉が普及して数十年、愛夢《あむ》はお供物の鯛とスルメに怯えていました。憧れの春海《はうな》と同じ巫女舞の大役をつかんだ喜びも、お神酒を飲むと知ってどこかへいってしまいました。子どもはお酒を飲んではいけないはずですがーー。

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