笛の音は

作者 朽縄咲良

[歴史]

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建久九年十二月二十七日。
鎌倉幕府初代征夷大将軍・源頼朝は、相模川に架けられた橋の橋供養の帰路についていた。

と、彼の耳に、物哀しい笛の音が聴こえてきて――

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