クレヨン・アイ

[ファンタジー]

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 アイは、自分の身体から流れだす色を見て、それを心地良いと感じました。
 しかし、それが何色で、どんな色であるのかが分かりませんでした。
 自分より鮮やかな色の黄色に、「ステキな色だわ、青色さん」と言われても、
まっ赤な色のトンボに「おまえは、どうしてそんなに綺麗な色をしてるんだい」と言われても、アイには、なにがステキで、どこが綺麗なのかがわかりませんでした。

 そんなアイが、自分の色を見つけるために、旅に出るお噺です。

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