坂東の風

作者 青木 航

[歴史]

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1件のファンレター

 藤原秀郷の落し胤・六郎千方(幼名:千寿丸)は、母の実家、武蔵国・草原《かやはら》で育っていたが、14才の春、兄の千常が突然迎えに来た。
 父に会えると思い兄に従って下野《しもつけ》に行くが、千常から与えられた郎党の朝鳥と共に、三年間、蝦夷《えみし》の隠れ郷で過ごし、弓、乗馬、太刀打ちの鍛錬をしなければならない事になる。

ファンレター

阿弖流爲、登場ですね。

現在、まだ途中までしか読んでいません。とりあえず、レター失礼します。教科書で名前だけは知っている阿弖流爲のこと、興味深く読ませていただきました。ありがとうございました。

返信(1)

 感想有難う御座います。私の作品、滅多に感想頂けないので凄く嬉しいです。

 取材旅行であちこち行きましたが、『巣伏の戦い』の現場、記録とは多少地形が違います。時代を経て地形が変化したのか記録が間違っているのか分かりませんが、碑が有るのは西岸の川原です。

また、京都の有名な清水寺の舞台から散道を降りたところに阿弖流為と母礼の石碑が有ります。清水寺は坂上田村麻呂の屋敷だったところです。田村麻呂は蝦夷征伐をしましたが、蝦夷を人として扱い、阿弖流為らの助命を望んでいました。

 私が阿弖流為を知ったのは、高橋克彦氏の小説『火怨: 北の燿星アテルイ』です。読んで衝撃を受けました。

 引き続きお読みいただければ有り難いです。有難う御座いました。