侏儒の徒口

[ノンフィクション]

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1件のファンレター

「侏儒の徒口」として、普段何気なく感じていることなどを、場所を意識しながら、比較的短いエッセイに纏めてみようと思いました。
第1話は2002年8月に発売された平井堅の「大きな古時計」が素材になっています。
第2話は最近苦しい立場にある酒場を応援したいと思ったのが動機です。自分なりの書き方なので果たして応援歌にまでなったのかな?
第3話は大きな古時計に寄せられたコメントをヒントに結婚について考えてみることにしました。
第4話はいきものがかりの「風が吹いている」を素材にしました。オリンピックのテーマソングとしても使われたこの曲を私なりにひも解いてみました。
第5話はLet It GoとLet It Beをベースの素材にしながら、東京オリンピックの話題のひとつでもあったLGBTQに視線を向けてみました。
第6話はMr.Childrenの名曲「口笛」を素材にしました。しばらく休んでましたが、また続けるつもりです。
第7話は「スタートライン」という曲を素材にしました。「場所」についての考え方の一端を紹介しています。
第8話は吉田拓郎の「高円寺」を素材にしました。『東京の知恵』(文芸社、2013年、筆名:水鳥翔)というエッセイ集の一編をベースに作成し直したものです。
第9話は再び古い歌で恐縮ですが「新宿そだち」を素材にしました。
第10話は昨年話題となったback numberの「水平線」を取り上げました。稲葉浩志さんの「水平線」や松田聖子の「瑠璃色の地球」にも少し触れています。
第11話は中村雅俊さんの「哀しい人」です。味わい深い歌全体に触れながら、最後にウクライナの人々に寄り添う気持ちを表現したいと思っています。
第12話はGReeeeNの『始まりの唄』です。2016年3月31日で閉校となった小学校の閉校までの1か月半をドキュメンタリーにして作成されたミュージックビデオを素材に、この曲の魅力と自分自身のこの歌に対する感謝の気持ちも込めてまとめたものです。
第13話はケツメイシの「未来の子供たちへ」です。2005年に開催された愛・地球博のメインテーマであった「自然の叡智」という理念を対照させながら、この曲の魅力の一端を探ってみました。
第14話は吉田拓郎の「青春の詩」です。引退を決意した拓郎の最後のアルバムが6月末に出るそうです。寂しいですね。
第15話は岡林信康の「友よ」をバックグラウンドミュージックに、最近、身近に起こった経験を語っています。
第16話は赤い鳥の「竹田の子守唄」です。友の死以来、長い間休止してましたが、再開することにしました。15話に関連して(15話でのNTが今回の登場人物「トミー」)書いたものです。

ファンレター

わたしも大きなのっぽの古時計好きです

はじめておたよりします。

古時計という言葉だけで、きっとこの歌のお話だなと、クリックさせていただきました。
私は、詳細な解釈は勉強不足でよく知らなかったのですが、日本語の訳バージョンを聞いた時には、漠然と、おじいさんの他界後もしばらく…つまり100年間動き続けていたけど、ある日…たぶん百年目に…止まってしまって、もう動かなくなった・・・という意味だと解釈しておりました。
きれいな花嫁やってきたその日も動いていた・・・この部分でなぜか、涙がにじみます。
結婚って、ドイツ語でホッホツァイトていいますよね。高い時?最高潮の時?人生の紆余曲折はさておき、結婚の時にも…その日も動いていた…おじいさんの人生を含めた、生き証人のような感じ。おじいさんのなくなった後もしばらく動いて、孫?である歌い手たちと一緒に歩んでいてくれた・・・思い出を思い起こさせてくれる、時代を紡ぎ続けてくれる、おじいさんだけではなくその一族たちの伴侶でもある感じ。
そんな感じで味わっておりました。
子jン的な解釈でした。
お付き合いいただきありがとうございます<(_ _)>(*^^*)

MKNSK-

返信(1)

MKNSK 様
コメントありがとうございます。こういうの初めていただき感激しました。読んでいただいた人がいると実感できるのは嬉しいものですね。
「大きな古時計」にはいろんな感じ方ができるのでしょうね。「きれいな花嫁やって来た その日も動いてた」の部分で涙がにじむと聞いてなるほどと思いました。ドイツ語の意味までは知りませんでしたので大変勉強になりました。僕の独善的な書き方は少し改めないといけませんね。歌はいろんなイメージが広がっていいなあと思います。その広がりがいろんな人の場所の響くのだろうと思っています。ありがとうございました。