無駄との距離

[現代ドラマ・社会派]

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11件のファンレター

おれの夢に「無理、無茶、無駄」とそいつは言った。

ファンレター

この作品も好きです

ステップアップしようとするときに、今までの仲間が、ぬけがけするなとばかりに足を引っ張りにくるというのがとてもリアル。周一の造型も、風俗嬢のエピソードとアクセサリーによってこれまたリアル。二十年後の姿の対比も。話にとても引き込まれました。
ネタバレするからあまり書けないけど、ラストはほろ苦くも後味がよかったです。主人公、タフで優しい……。
読み終えてから題名を改めて眺めてみると、いろんな意味を包括しているみたい、とても深いです。

返信(1)

このお話はよくある話、ともいえるのだけれども、そこに僕の固有性を与えるためにリアルさを出す、となったときに、2000文字って、もう少し長めの短編をつくるときと、使える技法が全然違うなぁ、と今回、書いていて思い、苦心しながら書きました。リアルさ、との言葉に、ほっとしたというのが正直なところです。一般文芸作品で参加するのが久しぶりすぎて、「いつものつくり方しちゃダメだ」と、書きながら舵を取る体験をしました。変わった体験だったし、僕は器用な作家ではないなぁ、と再認識しました。「この作品も好き」と言っていただけて嬉しいです。ありがとうございました。