静かすぎる夏

作者 TamTam2021

[社会・思想]

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1件のファンレター

今や季語のようになった猛暑、酷暑。今日も暑いですね、と挨拶するのも辛いほど暑い今年の夏。まだまだこの暑さは続くと言いますが、それでも、生きてゆかなければならない私たち。
年々歳々、ヒートアップする夏に私たちはどこまで耐えられるのでしょうか。そろそろこの国でも温暖化防止を真剣に考えなければならないときに来ているような気がします。ファンレターの紹介と私のコメントも新たに掲載致しました。

ファンレター

危険な暑さ

本当にその通りだと実感しております。もう、体温越えは当たり前の猛暑が何日も続いています。私が若い頃は、暑い日中でも平気で外出し、熱中症など気にせず行動していました。エアコンがなくても何とか過ごすことも出来ました。しかし、この数年は本当に酷い。外に出るのが恐ろしく、家の中でも24時間エアコンをかけずにはいられなくなりました。周りに家がぎっちりと建っていて、人も沢山住んでいる筈なのに、人っ子1人歩いておらず、車さえそんなに通らないのです。家の窓をしっかりと閉めているせいか静まりかえっていて、エアコンの音しか聞こえず、この世に自分1人しか存在していないかのような感覚に陥り、恐怖で一杯になるのです。これは本気で温暖化対策をしなければ、人が生きて行けない国なるでしょう。楽な生活を求め、環境に配慮しない生活を続けてきた結果なのだと思います。コオロギや秋の虫達は、きちんとカレンダー通り、真面目に鳴いていますね。人間も、きちんと真面目に、勤勉に、環境問題に取り組む時が来ているのだと思いました。

返信(1)

お便りありがとうございました。ここ十年間ぐらいの暑さはとても酷いものですが、ある程度、もう慣れっこになっていたと思っていましたが今年の暑さはちょっと違うぞと思わされました。夜になっても酷い暑さで一晩中冷房が必要です。ここは海に近い町なので風も吹いて、東京と違って何とか耐えられるものだと思っていたのですが、今年はそうではありません。もう、北海道でも東北でも日本列島中が沸騰している感じです。いや、日本だけではなく世界中がそのような傾向になってしまって、大規模な山火事が起こっています。そして、たまたま今年の一月か二月に書いた自分の詩を読み返して愕然としました。それはどうしてこんなに寒いのかということが書いてある詩だったのです。つまり、半年前には例年にない寒い冬に私は悲鳴を上げていたのです。社会も自然も極端になる一方で人間には住みにくい世界ですね。無論、このようにしてしまったのは他ならぬ私たち人間なのですが。