アリゾナの涙

作者 加藤猿実

[恋愛論・結婚]

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真珠湾攻撃で奇襲を受け、今もパールハーバーに沈む戦艦アリゾナから海面に浮かび上がるオイルを「アリゾナの涙」と呼ぶ。

早苗は夏休みのアルバイトで知り合った図書館司書の久美に憧れを抱いていた。きっと、育ちのいいお嬢さんなんだろうな……と。ところが、久美の口から語られた真実に早苗は衝撃を受ける。それは、五十歳も年の離れた老人と少女の愛の物語だった。
1941年12月8日の早朝に生を受け、本を愛し本に囲まれながら七十年の生涯を送った次雄は今も久美の心の中に生き続ける。

2021.12.8.エブリスタでも公開
2022年12月3日 第17話を加筆

ファンレター

そらまめさんに言われてみて……

気づきました。他に充分コンセントがあったこと。村山由佳は2000字に繋げるコンセントとして入れてたんですけど、確かに唐突でしたね。その代わりに別のエピソードを加えたので結果として長くはなりましたが、サクっと削除したらスッキリクッキリ。
おかげで500字くらい削る必要があったスピンオフ(というか続編)も短くなりました。
ありがとうございました。

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