アリゾナの涙

作者 加藤猿実

[恋愛論・結婚]

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22,227

40件のファンレター

真珠湾攻撃で奇襲を受け、今もパールハーバーに沈む戦艦アリゾナから海面に浮かび上がるオイルを「アリゾナの涙」と呼ぶ。

早苗は夏休みのアルバイトで知り合った図書館司書の久美に憧れを抱いていた。きっと、育ちのいいお嬢さんなんだろうな……と。ところが、久美の口から語られた真実に早苗は衝撃を受ける。それは、五十歳も年の離れた老人と少女の愛の物語だった。
1941年12月8日の早朝に生を受け、本を愛し本に囲まれながら七十年の生涯を送った次雄は今も久美の心の中に生き続ける。

2021.12.8.エブリスタでも公開
2022年12月3日 第17話を加筆

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

三奈乃さん、恐れ入ります

優しさ溢れる講評?に先ずは感謝いたします。 正直、三奈乃さんのような方に最後まで読んでいただき、タダで講評まで頂けるとは勿体ない話です。 さすが! と感心したのは『真珠』の一節がすらりと出てくるところ。 私は、アカデミック・コンプレックスとでもいうようなものをずっと引きずってきました。 中学時代の親友が東大の理一に現役合格した時のやりとりを今もよく覚えています。 「前に英語は苦手って言ってたけど、英単語とか7千とか8千語くらいは覚えたの?」「せめて単語だけでもと思って、付け焼き ... 続きを見る

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「アリゾナの涙」、読み終わりました!

面白かったですよ。先ずこういう年の差婚というテーマは、非常に書き方が難しいと思うんですが、作者である加藤さんと、主人公である久美さんと次雄さんの間に適度な距離感があり、最後まで自然に読むことができました。 作中、私が一番印象的だったのは、やはり坂口安吾の「真珠」ですね。「あなた方は遠足に行ってしまったのである」というラストの言葉がすごく印象的なあの作品ですね!あの「真珠」を次雄さんが初出誌で読んでいたっていう設定が良くて、そこから時代の雰囲気が感じられる気がしました。加藤さんはやはり人生経験豊 ... 続きを見る

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三奈乃さま、ありがとうございます

早速読んでくださってるんですね。本当にありがとうございます。 話題になってた……って。もしかして、そらまめさんとのファンレター・ラリーのことでしょうか?(汗) 実はこういうタイプの小説って初めてなんです。まぁ、こういうタイプもどういうタイプも、小説自体数ヶ月前に書き始めたばかりですが。 三奈乃さんのような実力者に読んでいただくと、自分の恥部(いやらしい意味じゃないですよw)が晒されてしまうみたいで、恥ずかしい気もしますが……。あ、嫌だとかそういうことじゃなくて、私が書いたこんな拙作を時間を ... 続きを見る

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これが

話題になっていた「アリゾナの涙」ですか。今三話まで読みましたが、ゆったりとした、かつ繊細な筆致で、好きな雰囲気です。じっくり読ませていただきます。

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そらまめさん、ありがとうございます

"10/"の意味わかりました。 また、わかりにくい単語を具体的に挙げていただき、ありがとうございます。知ったふりをしたり、適当に読んで誤魔化すのでなく、明かしてくださった勇気は尊重したいと思います。 固有名詞と一般名詞に分けましょう 【固有名詞】 そうですね。ルビを振らないとわからないものもありますね。 次雄さん……次雄は「つぐお」と読んでください。つぎおさんとも読めるので、初出の箇所にルビを振りました。 美優ちゃん……美優はごくありきたりな読み方で「 ... 続きを見る

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10/1更新した分読みました

「投稿」ボタン、おしてないのに投稿されてしまいまして、10/になってしまいました。 それと、三回読んでわからないと言ったのは、もう自分で書いてしまったような感覚で 直していいところは、「麻痺の視線」になっているので、わかりませんと書きました。 わからないと言うか、なんとなくこうかなと思ったのは以下の文字です。 三机湾 宇和島水産高校 疼痛 次雄さん 美優ちゃん 修羅 娑婆世界 坂口安吾 三机湾 日和見 わたしの勉強不足の部分があります。 気を悪くされたら ... 続きを見る

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三回も読んでいただきありがとうございます

三回読んでわからなくなったということは、文才のなさが露呈してしまったと言うことですよ。一度読んでわからなくても、二度三度と読むうちに深められるのが良い文章だと思うので。 相づちも、短編ならともかく、この尺になるとかなり無理が生じてきますよね。その辺は一人称で語らせる限界というより作者の力量不足だと思います。 二人の関係性が語られていないということだったので、冒頭に少し加えてみました。それで距離感が縮まるかは謎ですが。 二つ教えてください。 「10/読んでみました」の”10/"の ... 続きを見る

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10/読んでみました

どうしても読めない漢字があって困りました。 この女の子同士の関係性があまり語られてないので、二人の距離感が掴めなかった。 相槌をどこで挟むのか難しいですよね。あんまりあると、読み手の集中力が途切れます。 って、「編集かお前は」って言われそうだけど、あくまでも一読者としての意見なので深く悩まないでくださいね! 三回目の読後感は、、、読みすぎてわかんなくなっちゃった笑

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そらまめさん、応援ありがとうございました

おかげで最後まで書き上げることが出来ました。 そらまめさんの言われるとおり冒険ですね。二十歳の女の子目線で描いてみたくて、実験的に書き始めたのですが、さすがに次雄の初恋のところは早苗の一人称では無理が生じてしまい、2話だけ三人称にしました。 もっと短い予定だったのが、書くうちに膨らんでしまったため、マラソンのつもりがトライアスロンになって、ずいぶん遅れてゴールした感じです。 兎にも角にも、最後までエールを送っていただき、ありがとうございました。

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デフォルトかと思って

知っているのが普通なのかなと思い指摘させていただきました。 余計なことかなと思ったんですけど気になってしまいました。 この作品は、冒険だったんですか?この友人の一人称だと立場的に書いていて難しいかなと思いました。 でも無事に終わってよかったです。 連載、お疲れ様でした。次を楽しみにしています。

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小説情報

アリゾナの涙

加藤猿実  Sarumi

執筆状況
完結
エピソード
17話
種類
一般小説
ジャンル
恋愛論・結婚
タグ
図書館司書, 読書ノート, シングルマザー, 年の差婚, パールハーバー, アリゾナ記念館, 九軍神, 末期癌, 3.11
総文字数
54,319文字
公開日
2020年08月02日 22:20
最終更新日
2022年12月03日 23:56
ファンレター数
40