アニマルウェルフェア

作者 TamTam2021

[社会・思想]

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1件のファンレター

アニマルウェルフェアという言葉を少し前から聴きます。動物のいのちというものをこれほどまでに商品化、製品化していいものかという罪悪感は誰にでもあると思います。毎朝美味しく頂いている卵ひとつも実はいのちそのものなのですから。動物の命を大切にすることと人間の命を大切にすることはコインの裏表だと思います。動物と人間の命はもともとひとつのものだと思うからです。動物の命を粗末にする社会は人間の命をも蔑ろにする社会だと思います。
そして、今の社会は・・・

ファンレター

命をいただくことの重みを感じました。

タイトルの『アニマルウェルフェア』という言葉を無学のため、恥ずかしながら初めて知りました。TamTam2021さんが仰るように、今更と思いました。散々動物の命を軽視し、酷い扱いをした挙げ句、惨殺し皮を剥ぎ、肉や卵を別に有り難がりもせず食い散らかし、廃棄しています。今になって、生き物の命を大切にしようとアピールし、行動を起こしても偽善っぽく思え、白けた気持ちになります。動物に対して冷酷で非情ならば、人間に対しても命を軽んじる傾向にあるのですね。昔から戦争が絶えることなく虐殺を繰り返すのは、そういった考え方だからなんだと気付かされました。私達は動物を殺生した報いを今、受けています。コロナは元をたどれば、いい加減な飼い方をした生き物から感染した、強烈な殺人ウイルスです。ウイルスと戦争。どちらも人災だと思いました。ビーガンになることは出来ませんが、もう少し生き物の命をいただくことの重みを感じ、たかが家畜と思わずに生き物も人間と変わらないのだと心にとめて生活したいと思いました。

返信(1)

お便り、ありがとうございました。日々、生き物の命を頂いていることに完全に麻痺している自分を見出します。命の商品化ということが全く罪悪感なしに行われているのが現代の特徴だと思います。そして、それは言うまでもなく人間の命に対しても向けられています。生命科学の発達でいろいろな難病が治るようになったことはいいことだと思いますが、それが行き過ぎて生命操作まで平気でやっていることが科学の問題点だと思います。これ以上は踏み込んではならないという生命倫理のブレーキがやはり必要だと思います。原発や核兵器みたいな科学の鬼子を生み出さないためにも。