他の投稿サイトにもしろがねさんが数人いらっしゃり、どちらのしろがねさんか分からなくて、こちらでお返事するご無礼をお許し下さい。
　確かに仰る通りハロウィーンか、ハロウィンか、或いはハロ☆ウィンなのか悩ましいところですね。
　自分としてはHalloweenを片仮名にした際、最も適切だと思われるハロウィーンにした次第です。
　と、申しますのも、元来キルト人の精霊の祭りとされるHalloweenの習慣は日本に有る筈もなく、元来のHalloweenはハロウィーンであるべきだと私が考えているからです。
　つまりHalloweenをハロウィンとしたり、ハロ☆ウィンとしたのは、戦後の日本人が独自に日本風に作り替えた和製英語だと思うのです。
　また私はHalloweenを広く伝えたのは、戦後に占領軍（ＧＨＱ）がキリスト教を布教した時だろうとも考えています。
　その際日本人に深く浸透した国教制度である「現人神」を唯一の神とする国家神道の影響で、戦後の日本人に取って異教であるキリスト教はまったく布教されませんでした。
　しかしその際儀式としてのHalloweenだけが広く伝わったのではないか、と、私は考えています。
　たとえば未だ占領軍が駐留している際の日本で、ＧＩに日本の子供達が「ギブミーチョコレート」と言っているシーンを映画でも良く見掛けます。
　同様にキリスト教布教の際食糧事情の悪い日本で子供達に、「今日はHalloweenだから」、と、言ってお菓子を与える。
　そうしてキリスト教は「お菓子を貰える宗教なんだ」と子供達に思わせ布教する。
　道理に叶った方法ですが、それでもキリスト教が日本に根付く事はありませんでした。
　これは戦争遂行の為に大本営が国民に強いた国家神道が、どれ程深く日本人に根付いているかの証左でもあると思われます。
　しかしその事を理解しない若い世代の暴徒達は、ハロウィンなりハロ☆ウィンとして好き勝手に乱痴気騒ぎをします。
　その子達には何としてもそう言う過去があった事を知って貰いたい。
　それでHalloweenをハロウィーンとしました。
　また「七生報国」ですが、この言葉にも大本営が深く関わっています。
　本来この言葉は楠木正成が足利尊氏と戦い討ち死にする際に、「七度生まれ変わっても国に報いよ」
、と、兵士に言ったとされ、それを戦中に大本営がスローガンとして用いました。
　但しここで言う「国」とは「国体」であり、その「国体」とは国家の唯一神である「現人神」を指します。
　つまり「七度生まれ変わっても現人神の為に報いよ」、と、言うことです。
　周知の通り戦争と言うのは聖戦でなければならないのです。
　たとえばイスラム過激派が「アッラー」の神を持ち出すのも、ジハードであると言う意識を得る為にするように。
　言うなれば人殺しの為のスローガン。
　それが七生報国です。　　
　だからこそ死んでも日本人は七度生まれ変わる。
　今から考えれば異常ですが、その異常なのが当時の日本です。
　しろがねさんにご指摘を受けたお蔭で、「七生報国」をテーマに転生小説を書く意欲が湧いて来ました。　
　恐らくノベルデイズの運営側は、転生モノのモンスターコンテンツである第２の「鬼滅の刃」を意図しての、今回の「２０００字転生」企画なのでしょう。
　また運営側は、「子供からシニア迄また男女を問わず楽しめる転生モノ」を望んでいることでしょう。
　そこからすると私の書く物はまったく必要とされる所ではないのかも知れませんが、しろがねさんのように深く文学を考えて戴ける方がいらっしゃるのだと思うと、感涙を禁じ得ません。
　しろがねさんのお言葉に勇気を戴けました。
　ありがとうございます。
　書きます。
　そして生きていきます。
　

返信（0）