貰い子

作者 音野内記

[歴史]

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 お仙は、父と二人で江戸の裏長屋に住んでいた。
 ある日、お仙は父から実の子ではないと聞かされ、実の親の元へ帰れと言われる。

 2000字文学賞「家族小説」に応募するために書いた物語です。

ファンレター

はじめまして

素敵なお話でうるうるしちゃいました。
おとっつぁん格好えぇ!
長屋の人達も半分家族みたいな感じ、そんなイメージありますね。江戸時代の生活も面白そうだなー。

返信(1)

感想をいただき、ありがとうございます。
江戸の町人は狭い場所に押し込められるようにして生活していたので、住人同士の人間関係が今とは比較にならないくらい濃密だったでしょうね。半分家族というのは、言い得て妙なのかもしれません。
時代物では、江戸時代が人情味のあふれる社会だったように書かれることが多いです(私を含めて)が、実際は結構殺伐としていたみたいですよ。