第3話

文字数 1,784文字

【みんないつまでも女子でいような問題】

「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」(ジェーン・スーさん著)を読んで思ったことがある。

いや、冷静にみんないつまでも女子でよくない?

人生の先輩であるジェーン・スーさんの足元にも及ばない経験値のクソガキクソゴミカス野郎が何ほざいちゃってんの?
お前のこーんな黒歴史やあーんな黒歴史をネットの海にばらまいてもいいのか?あん?と言われてしまえばぐぬぬという感じなのだが…
(いやもう十分すぎるほどばらまいとるわ)
ジェーン・スー様、なぜそんなに女子でいようとする女性を嫌うのです????

本書は、20代、30代を女として生き抜いたジェーン・スーさんからのありがたいお言葉が頂ける著書になっている。
ジェーン・スー様いわく、「女子」は「タトゥー」と同じで、公共の場ででさらけ出すとイタしもはやマナー違反みたいなもんだから心の中にしまっとけボケカス!という事らしい。
(その他様々、合コン参加時の掟などあれやこれや書いてありますので是非堅実な人生の構築の為に是非読んで頂ければと思います)

私はまだまだ人生経験も浅く、クソみたいな事しか言えやしないのだが、私の立場から恐縮ながら人生の先輩方を見てひとつ思うことは、年代関係なく、「自分を好きな人ほど魅力的だ」ということだ。

10代ピチピチで、存在しているだけで甘酸っぱい香りが漂ってきそうな少女だって、「あたし、自分の事嫌いなんです…死にたいんです…」とか言ってたらこっちまで悲しくなるし、「わあ、奥深くて可愛い子だな」とは決してならない。
反対に、例えばお年寄りの女性が「私自分のこと大好きなんです!」と言ってたらめちゃくちゃお話してみたいし、興味深いし、キラキラ輝いて見える。
(ナルシスト信者)

女子であるのも自分、女子でないのも自分なのだから、自分を好きでいるために「女子力」が必要ならば大切にすればいいと思うし、不要で、足かせとなるのならば捨ててしまえば良いと思う。

ジェーン・スーさんの言うとおり、女性はいくつになっても「女子魂」というのを持っていて、女性である限りきっとそれは永久不滅なのでしょう。
ジェーン・スーさんは、それをいつまでも人前で見せびらかすのはみっともないというか、イタいからやめろみたいな事を仰っているのだが、私には共感どころか「なんでだめなん!?」という気持ちしか生まれなかった。
私事ではあるが、還暦を迎えた母が、職場の同僚と「今日は女子会だから遅くなるね」と言って楽しそうに出かけていくのはこっちもウキウキするし、母にはそうやっていつまでも楽しくいてほしいなと思うし、自分もそうでありたいと羨ましくなる程輝いて見える。
金曜の夜にメイクギラギラで、男というより、同じ女子会に参加している他の女の人達にマウント取ってる女性だっていいじゃないか。
それで自分がいいと思ってるんだし、それで楽しかったり、「自分かわいー!さいこー!」と思えるなら良いと思う。
もし仮にそれで不幸せで物足りないんだとしても、女子魂を捨てるこたあない、いつまでも自分を可愛くプロデュースしたいと努力している女性は素敵だ。好きです。付き合って下さい。


そう、女子でいるのが楽しいなら、女子でいればいいじゃないか。
他人が、「見苦しい」「みっともない」とほざきなさっても、自分が楽しければ、女子でいる事くらい何の問題もないように思う。
自分が何歳になっても、人になんて言われようと、楽しい人生のために生きるのだ。
誰に文句を言われ、影で笑われようと、影で笑ってる人より女子を貫いている女性の方が絶対楽しいに決まってる。

もはや女子たちは、男性をはじめとする他人に価値をつけられるために女子でいるのではない。
自分のために女子でいるのだ。
自分が幸せである為に、女子魂が必要なのだ。

女子魂を貫き通したくないなら、都合よく好き勝手に女子魂を利用したり、蔑んだりするふりすればいいじゃんって思う。
私は女子っぽいのとか好きじゃないから!プイ!とか、そんな事言わないで、なんでも手をだしてみればいいじゃんって思う。
だから私はこれからも、ジェーン・スー様に罵られようが、ジェーン・スー様のファンの方々に誹謗中傷を浴びせられようが、女子魂を捨てず、楽しく生きていきたい。
俗に言うイタいババアに、むしろなりたい。
(と、アラサーOLがほざいています)

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