第4話 『祈り』~神様と信者は王様と家来?

文字数 487文字

願い事は叶えられず、却下の理由の説明もしてもらえないのに、信者さんたちはなぜ平気なのでしょうか?
わたしなら、かなりモヤモヤじたばたしますが、信者さんたちはなんとも謙遜で、甘んじて神様のやり方を受け入れておられ、その姿は感心に値します。

わたしはキリスト教の神様は人格神だと聞いていましたので、神様と人間との(少なくとも信者との)間には、親密な人格関係(変な言葉ですが、他に適当なのが思い付かない)があるものだと思っていました。

石や木でできた神様なら、呼びかけたって返事が返ってくるはずもありませんが、キリスト教の神様はそうではなくて、まるで親しい友達のような、または親子のような関係を持てるものかと思っていました。

でも、考えてみると、神様と人間とはあまりにもちがうのだから、対等につき合えると思うのは思い上がりなのでしょう。

変なたとえかも知れないけど、王様と家来って感じなのでしょうか? 神様は支配者で、人間は神様に仕える者という主従関係?
もしそうだとしたら、神様のやり方にケチをつけるのは傲慢というものでしょうね。

でも信者さんたちは、王様と家来だなんて思っていないようです。
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