第2話 『祈り』~願い事は叶うの?

文字数 634文字

変な例かもしれないけど・・・
ある人が「明日の天気は晴れにして下さい」と神様に願ったとします。
で、同時に、同じ地域に住む人が「明日は雨にして下さい」と願ったとします。
晴れを願う人と雨を願う人がいるわけですから、すべての願い事が無条件にすべてかなうとは考えられません。

このことを信者さんたちに尋ねてみると、願い事が叶えられない理由として、だいたい次の三つが出てきます。
① 神様のみこころではない
② 自分の快楽のために使おうとしている(動機が悪い)
③ 待つことが必要なことがある(時期が悪い)

この回答はわたしをモヤモヤさせます。
というのは、みこころではないとか動機や時期が悪いとかが願う前からわかっているのに、あえて願い事をするような人は、基本的にいないだろうと思うからです。

例えば、前回書いた、伝道集会に10人来てほしいという願いは、神様のみこころに沿っており、自分の快楽ではない真面目な願いで、伝道集会というチャンスは絶好の機会だと、信者さんたちは思っていたはずだと思うのです。でも、この願い事は叶えられなかった・・・どうしてなんでしょう?

願い事が叶えられなかったということは、何かがダメだったんでしょう。でも信者さんたちが最善を尽くしていたとすれば、信者さんたちの側には却下の理由は思い当たらないはずで、信者さんたちの側には改善の余地もないはずです。だから反省会もなかったのでしょうか?

では神様は、願い事がどうして却下されたのかという理由を、教えてくれるのでしょうか?

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