第12話 『祈り』~神様の留守番電話?

文字数 465文字

信者さんたちは「祈りは神様との会話だ」と言います。
わたしが「会話が成り立っていないのに会話だというのは変だ」といくら言っても、信者さんたちは「会話」だと言い続けます。だからわたしも、モヤモヤし続けます。

ある牧師さんは、「祈りとは、神様との直通電話です。」とおっしゃいました。
相手が見えないという点では、電話のたとえは当を得ていると思いますが、電話でも会話や対話は成り立つわけですから、これもちょっとおかしい。

そこで、私が今考えつくたとえは、「留守番電話」です。
信者さんたちは、神様の留守電に一生懸命メッセージを入れておられます。
でも、返事があるのかないのか、いや、メッセージを聞いてもらえているかどうかさえわかりませんけど・・・。
まあ、返事は期待しておられないのですから、どっちでもいいことですかね・・・。

昔、こんなことを言った人がいますよね・・・
『もっと大きな声で呼んでみよ。彼は神なのだから。きっと何かに没頭しているか、席をはずしているか、旅に出ているのだろう。もしかすると、寝ているのかもしれないから、起こしたらよかろう。』
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