第11話 『祈り』~神様を心から信じる?

文字数 473文字

信者さんたちは願い事の最後には、「しかし、わたしの願いではなく、御心のままに行ってください。」と祈ります。または、そういう気持ちで祈ります。

これは、イエス様のゲツセマネの祈りをまねたものでしょうが、わたしはとてもモヤモヤします。
というのは、わたしには、ゲツセマネの祈りとは全然違うものと思えて仕方ないからです。

なぜなら、イエス様は御父の御心が何であるかということをはっきり知っていたからです。
この件については、イエス様は幼い頃から聖書の預言を学び、弟子たちに何度も語り、変貌の山ではモーセやエリヤとともに語り合っています。

御父の御心は、自分が十字架で死ぬことだとはっきり知っていたはずです。
そして、血の汗を流すほど苦しみ抜いた末、「御心のままに行ってください」・・・つまり、「私は死にます」・・・と祈っているのです。

ところが信者さんたちは、祈りの課題について、神様の御心が何であるかを知りません。
知らないでお任せしているのです。
わたしを注意した信者さんのおっしゃった「ただ、神様を心から信じることです。」というのは、おそらくこういうことでしょう。
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