第6話 最後の戦い(序)
文字数 851文字
五倫獣を封じ、ついにパパリンピック・ママリンピックも閉会式を残すのみとなった。
「いやあ、初めての開催で、色々とシステムトラブルもあったようですが、無事全競技を終えました。当初は国内競技で構想されていたものが、海外からの参加者も多数あって、地球規模になりました。」
「わたしなんて、小学校の運動会か!ってつっこんじゃいましたよ。」
閉会式までの間をつなぐために各局のアナウンサとコメンテータは必死に盛り上げる。
「あ、始まりましたよ。」
音楽と共に、踊りが始まった。夜の帳の中、きらめく電飾パレードの山車に乗って選手たちが現れた。
「今回はお子さんたちも楽しめるようにと、電飾パレードにしたそうです。軽快な音楽にのってダンサーたちが舞う中、山車がゆっくりと進んでまいります。」
「トライアソボンで優勝したカツトジ選手がダシの中から手を振っています。」
「失礼いたしました。カツトシ選手でごさいました。おダシの中で気持ちよさそうですね。」
すると突然、電飾が消え、辺りは闇に包まれた。
「停電か?発電機はどこにある?」
会場は大騒ぎ。
「危ないですから、席についたまま動かないでください。」
係員が叫ぶ。
その時、空から巨大な竜巻が降りてきた。
「おまえら、何をしている。この星の倫理感をぶち壊さねば、われが新たな規制を敷けんではないか。」
竜巻の中から、一人の老人が現れた。
「五倫仙人!」
正義が叫ぶ。それに気付いた老人は、
「なんじゃ。お主が邪魔しておったのか。」
一瞬で正義の前に移動した。
「せっかく、やつらをわざと逃がし、凶暴化するように仕向けたというのに。」
仙人の後ろには巨大な龍の影があった。
「仙人に取り付いているのは誰だ。」
「わしは、シェン○ン。慈守稀星よりこの星を支配するために来た。」
「日本の技術はすごいですね。2.5次元の演出ですね。」
一般客はすっかり閉会式の演出だと思っている。五人はゴリン者に変身した。
「いやあ、初めての開催で、色々とシステムトラブルもあったようですが、無事全競技を終えました。当初は国内競技で構想されていたものが、海外からの参加者も多数あって、地球規模になりました。」
「わたしなんて、小学校の運動会か!ってつっこんじゃいましたよ。」
閉会式までの間をつなぐために各局のアナウンサとコメンテータは必死に盛り上げる。
「あ、始まりましたよ。」
音楽と共に、踊りが始まった。夜の帳の中、きらめく電飾パレードの山車に乗って選手たちが現れた。
「今回はお子さんたちも楽しめるようにと、電飾パレードにしたそうです。軽快な音楽にのってダンサーたちが舞う中、山車がゆっくりと進んでまいります。」
「トライアソボンで優勝したカツトジ選手がダシの中から手を振っています。」
「失礼いたしました。カツトシ選手でごさいました。おダシの中で気持ちよさそうですね。」
すると突然、電飾が消え、辺りは闇に包まれた。
「停電か?発電機はどこにある?」
会場は大騒ぎ。
「危ないですから、席についたまま動かないでください。」
係員が叫ぶ。
その時、空から巨大な竜巻が降りてきた。
「おまえら、何をしている。この星の倫理感をぶち壊さねば、われが新たな規制を敷けんではないか。」
竜巻の中から、一人の老人が現れた。
「五倫仙人!」
正義が叫ぶ。それに気付いた老人は、
「なんじゃ。お主が邪魔しておったのか。」
一瞬で正義の前に移動した。
「せっかく、やつらをわざと逃がし、凶暴化するように仕向けたというのに。」
仙人の後ろには巨大な龍の影があった。
「仙人に取り付いているのは誰だ。」
「わしは、シェン○ン。慈守稀星よりこの星を支配するために来た。」
「日本の技術はすごいですね。2.5次元の演出ですね。」
一般客はすっかり閉会式の演出だと思っている。五人はゴリン者に変身した。