第6話
文字数 258文字
のっけからガトーショコラをつつきながら、藤木が語り始めた。
「僕、入社してからこの店に通ってて。ある日、店主と長話をした時に僕デザイナーなんですって言ったら、個人的に仕事を頼まれちゃって。あ、このこと、会社には内緒にしといてくださいね」
マグロの目玉の写真がグロいって、女性のお客さんに言われちゃったそうで。イラストで載せたいから、なんか可愛らしくしたのを描いて頂戴って頼まれたんですよ。
言いながら、藤木佑二は胸のボールペンを取り、割り箸の袋にさらさらとイラストを描いた。
「あっ、それ! そのイラストよ」
「僕、入社してからこの店に通ってて。ある日、店主と長話をした時に僕デザイナーなんですって言ったら、個人的に仕事を頼まれちゃって。あ、このこと、会社には内緒にしといてくださいね」
マグロの目玉の写真がグロいって、女性のお客さんに言われちゃったそうで。イラストで載せたいから、なんか可愛らしくしたのを描いて頂戴って頼まれたんですよ。
言いながら、藤木佑二は胸のボールペンを取り、割り箸の袋にさらさらとイラストを描いた。
「あっ、それ! そのイラストよ」
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