第5話
文字数 315文字
藤木佑二は案外あっさりと乗ってきた。3人で、藤木の行きつけという居酒屋に行った。
自ら居酒屋に誘っておいて、僕アルコールが駄目なんですと言って、藤木はマンゴジュースを注文した。
先輩2人を前にして乾杯のビールに付き合うつもりのない、太え野郎だ。
「ここは魚が新鮮で、ほんとに旨いんですよ」
藤木の注文で、マグロの兜焼きが運ばれてきた。
「うわ、豪快だなあ」
「すごーい、デカーい! ちょっとキモイかも……」
「目玉の周りはゼラチン質が豊富ですから、ぜひどうぞ。お肌つるつるになりますよ。速水先輩には特にお勧めです」
「ちょっとー、どういう意味よ」
恵梨が荒れたアゴ周りを触った。
「お前ほんと、気遣いって言葉を知らんな」
自ら居酒屋に誘っておいて、僕アルコールが駄目なんですと言って、藤木はマンゴジュースを注文した。
先輩2人を前にして乾杯のビールに付き合うつもりのない、太え野郎だ。
「ここは魚が新鮮で、ほんとに旨いんですよ」
藤木の注文で、マグロの兜焼きが運ばれてきた。
「うわ、豪快だなあ」
「すごーい、デカーい! ちょっとキモイかも……」
「目玉の周りはゼラチン質が豊富ですから、ぜひどうぞ。お肌つるつるになりますよ。速水先輩には特にお勧めです」
「ちょっとー、どういう意味よ」
恵梨が荒れたアゴ周りを触った。
「お前ほんと、気遣いって言葉を知らんな」
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