愛想の代償

文字数 118文字

「今年は2023年だ!」
「いや、2023年だ!」
 言い合いをしていた二人は、こちらに視線を向ける。
『君はどう思うんだ』
 僕は愛想笑いを浮かべながら、こう言った。
「多分、2023年なんじゃないかな」
 二人の視線が冷ややかに僕を突き刺した。
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