飽食警察
文字数 243文字
「ピーマンきらーい」
「もう、この子は。またワガママ言って……」
母は悩む。
(いっそ、警察に突き出して、根性を叩き直してもらおうかしら)
ついに母は決意し、警察に電話をかける。
「もしもし、うちの子が飽食で……」
すぐに警察がやって来た。
「よし、飽食の現行犯で逮捕する!」
そう言って、警察は母に手錠をかけた。
「違うんだ、違うんだ」
子供が泣き叫びながら、連行される母にすがりつく。
「飽食なのはボクなんだ」
「奇遇だな、私もだよ」
警察と子供は、そう言葉を交わすとニヤリと笑みを浮かべ合った。
「もう、この子は。またワガママ言って……」
母は悩む。
(いっそ、警察に突き出して、根性を叩き直してもらおうかしら)
ついに母は決意し、警察に電話をかける。
「もしもし、うちの子が飽食で……」
すぐに警察がやって来た。
「よし、飽食の現行犯で逮捕する!」
そう言って、警察は母に手錠をかけた。
「違うんだ、違うんだ」
子供が泣き叫びながら、連行される母にすがりつく。
「飽食なのはボクなんだ」
「奇遇だな、私もだよ」
警察と子供は、そう言葉を交わすとニヤリと笑みを浮かべ合った。