1章『プロローグ』

文字数 1,677文字

天王寺しんこ



プロローグ

東京から北海道に転校する子がいた。

もちろん、というように注目を浴びる。

ロングの髪のシルエットにまだ制服が用意できなかったのか崩した蝶タイにブラウンの前学校の生地の厚いパーカーを羽織っている。

寒そうに言う「 大空 しるくです 」

次に女子校という事もあってか、何でもありといった風に大きく拍手が起きた。

ひそひそと「かわいい」「東京だって」さらにひそひそ、その中で ー お姉さま ー ー だわ ー と思った人物がいた。

その人間はちびの天王寺 しんこ僅かに150cmも無い。しかし。その女子校生の青春が始まった。。

1章


が、そのしるくとのしんこと目が一瞬噛み合う。

しるくがその目を見たのちガンをなぜか飛ばした。ひかり輝かんばかりに、しかし既に。

しんこの頭の中では、

しるくと自分が抱き合う姿が。

ー らっきー目が合った♡ ー

しかし、一段としるくは目がぎらつく。

周囲はしーんと静まりかえりー なんで? ー 「????」といった風な顔をする。


一週間前ほどの東京での出来事

部屋の中は二人きりで、

ぴんくレッドのベットの中にいた大空しるくと女性いや、その姿は若い中学生に見えた。

二人とも裸だ。

「 いい加減にしてよ 」「 いや! 」女の子は口を尖らせ、しるくはイヤそうにつむじを曲げている。

し、同時にその女子校生に見える少女はさらに一瞬で裸のしるくの体に顔をうずめる。

「 あんたのおかげでこっちは転校の憂き目にあったんだからね 」

女子は言う

「 ねっ。一緒に 」

「 転校先の北海道に逃げようよ 」


いい加減にしなさい

その少女とはその会話が最後だった。

「 今度の学校は問題を起こさないようにしなさい 」と学校の担任

で、今

しるくは目がぎらついていた。

― 2度も転校してたまるか ー

この娘、いや女。あの子と同じ匂いがする、

― しねや ー しるくが思いっきり嫌悪した。

しかし、しんこは一方的に愛ラブユーの熱線を送っている。

周りの女子は「 ???? 」からひそひそと ー ああ、そういうこと ー 周りは察してしまう。

教師は指示を出した。しるくの気持ちも知らずに、

偶然な事に、

何とあてがわれた席はしんこの目の前の机だ。

初授業中ずっとしるくを見る時、何ともしんこにはずっとガンを飛ばし。

しかし、しるくは後ろからずっと不気味なケモノのような声を聞いた。

しるくが目に入る席にいた為かなぜか 「 はあはあ 」 と怪しげな呼吸を。

しんこはしるく以上に目が輝いている状態『真うしろ』からだ

それは、ヨダレを垂らさんばかりの姿で、


キーンコーンカーンコーン

一時間目が終わり。

さらにその攻防は昼休みにまで及ぶ。


女子トイレ

しんこが、

「 あんた、大空さんにいきなりちょっかい出してるんじゃないわよ 」

2人目の女子

「 大空さん困ってたじゃない 」

しんこが何か言おうとする。

でも、それより先だって。

「 それにあんた病気だっていうじゃん 」

「 それは 」


女子のトイレの奥の扉の一つが急に開き。

『 キイ 』と音をたてて、

「 あのー 」

中から出てくる。

「 通っていいかな 」それはしるく本人だった。

しんこはいきなりしるくを見たのち、

「 きゃっー--!><助けてください。大空さんっ! 」

しるく「 え 」

いじめっこたちがそのいきなりの行動に、ややむっとする。

リーダー格の少女は「 あーあ病気もちは逃げる事しかできないの 」

そして「 いこ、いこ。馬鹿相手に時間がもったいない 」と他の子が言う。

しかし、しんこがしるくに既に抱きついていた。身長の高い彼女の首に腕も回して。

いじめっこ達はさっさとトイレから出ていく。そして、

あとはしんこのペースだった。

「 ありがとうございます!しるくお姉さま! 」

天王寺しんこは実はどこか既に大人びており、

しかし、

「 この恩をどう返していいか、、、、??、、!!?っきゃっー---ー-!きゃー---っ虫がでたっっー---------っTzXkujiXaz!!!?!!?!???!! 」

さらにしるくの体に絡み付いた。

「 ううっ 」

しるくの首ががっちりホールドされ締まり顔が青くなる。
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