ピローローグ

文字数 300文字

 互いの息と汗を混ぜ合わせるように男は求めた。その中にある感情の欠片を探すように女は求めた。

 二人はクイーンベッドの上で膝をつき、男は後ろから掌に収まる女の胸を掴むと、指でその先端を弄んだ。そして微かに震えた女を強く抱きしめると、その首筋から耳へと唇を這わせ、ゆっくりと腰を突き出し温かい蜜つぼに自分の芯を埋め込んだ。

 ベッドの上に膝で立ったまま、女の体は気持ちとは裏腹に男が触れるたびに反応した。強く抱きしめられ、背中が男の胸板に埋まるような感覚に酔う。後ろからゆっくりと、濡れた肉弁を熱く硬くなった男の本性が押し開く。
 女は声を漏らして尻を突き出すと、自ら腰を動かし男の本性を根元まで包み込んだ。
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