文字数 348文字



蝶が舞っている
朝日を浴びてキラキラと
魅惑を撒き散らして
振り返るその視線の先に
僕とは正反対の夢が広がる
影は何にでも同化して
色んなものに隠してくれるけど
冷たい地面はいつも
手招きしながらもお子様扱いしては
お前にはまだ早いと突き放す
どんなに知識をつけたって
この檻の中じゃ何の役にも立たない
シンデレラは靴を見つけたけれど
僕にちょうどいいモノは
いったい何処にあるのだろうか
あの人の答えと誰かの答えと
いったいどっちが正しいのだろうか
僕には何が足りないのか
僕だけじゃわからないなら
今は似合わなくても良いモノ履いて
とりあえず外に出てみたらと
君は割と簡単に向こう側で言い放つ
強がって震えを隠しきれないのに
満々の笑顔で僕にエールをくれるんだ
あの蝶のようにはなれないけれど
いつか僕も羽ばたくために
僕が僕らしく飛べるために


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