2022/08/11 失恋後の詩
文字数 271文字
晴れるか気にする乙女心に
我が心は曇りゆくかな
誰とゆくかな
聞けず時過 ぐ
また綺麗になったと
惹かれる目にや
哀しみが灯る
その理由 を思って
消化しきれぬ感情を
性欲とともに出せぬかと試み
ただ虚しさ増した夜半
旅先で
駆け落ち迫る地主の娘に
背を向け汽車に飛び乗る
夢想に耽 る
狂気を発散しむらむと
神輿担ぎたくなる真夏の夜
花火の遠鳴
君は誰と見ゆかと
朧に過 ぎる
月が美し 星が美し
幾夜も同じく
宛先なき言 を
隣の空白に投げる家路
恋に敗れて
道 誤らじと安堵するも
欠けたグラスに
我 がうつる
年老いて
感情の起伏が減りゆくためか
こんな日々は身体に堪 える
波に飲まれて溺れた
幼児 の頃を思ひ出し
我が心は曇りゆくかな
誰とゆくかな
聞けず時
また綺麗になったと
惹かれる目にや
哀しみが灯る
その
消化しきれぬ感情を
性欲とともに出せぬかと試み
ただ虚しさ増した夜半
旅先で
駆け落ち迫る地主の娘に
背を向け汽車に飛び乗る
夢想に
狂気を発散しむらむと
神輿担ぎたくなる真夏の
花火の
君は誰と見ゆかと
朧に
月が美し 星が美し
幾夜も同じく
宛先なき
隣の空白に投げる家路
恋に敗れて
欠けたグラスに
年老いて
感情の起伏が減りゆくためか
こんな日々は身体に
波に飲まれて溺れた