2022/10/12 原風景

文字数 121文字

トンボの(つがい)がゆく。
茹だる暑さは過日となり、木枯らしの吹く日も近付く今日日。秋の深まりを覚ゆ。

ススキや葦、蒲が群生する河川敷。川を下ってきた冷たい風が撫で行きて、枯葉色の絨毯が各々(こうべ)を振って、「サムイ、サムイ」とカサカサ震える。私の秋の原風景。
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