第19話:北海道旅行と仲間と台湾クルーズへ

文字数 1,617文字

 この年の夏の7月下旬から9月中旬まで、池墨夫妻は、横浜を離れ、涼しい北海道、釧路の有名なPホテルのマンスリーパックを利用して6週間で30万円という格安料金で宿泊し、厚岸の牡蠣を食べに行ったり、摩周湖、阿寒湖を見物した。その他、十勝川温泉にも出かけ、名物の豚丼を食べた。さらに足を伸ばし、早朝出発し、富良野ラベンダー畑、美瑛の美しい丘も見学。

 その他、北方領土が見える場所で、見物し、羅臼、斜里など知床半島を横断した。また、網走へ行き、サロマ湖、能取湖、網走刑務所を見学してきた。その後、9月中旬になると早朝の散歩の時には、海から涼しさと言うより寒い感じになってきた。そして、ホテルの前から釧路空港行きの高速バスで空港へ向かい、羽田に飛び、横浜の自宅に帰った。そして2019年を迎えた。

 2019年、池墨夫妻は、初詣に行き、家内安全をお願いして来た。この年、近所の仲間が、早春の台湾へクルーズ旅行へ行かないかと誘われ、奥さんが、乗り気になった。そこで、2019年3月7日、横浜港発、15日に帰るチケットを購入。しかし、2019年1月、悲惨な事件が起きて、テレビニュースで流れた。

 それは、千葉県野田市の小学4年生女児が、1月24日、自宅で父親から虐待を受けて死亡したと言う痛ましい事件だった。女児は、日常的に虐待を受けており、両親が逮捕され、傷害致死罪などで起訴された。さいきん、日本でも虐待事件が相次いだことを受け、親による子への体罰を禁止する改正児童虐待防止法が6月に成立した。

 2019年3月7日、横浜駅に3組の中高年夫婦が10時半に集合して、大型ワゴンタクシーに分乗して、横浜港に11時に到着。乗船の手続きをして、乗船客の多さに驚いた。そのため、乗船するのに、2時間近くかかり、乗船したのは13時近かった。もちろん、お腹が空いたので、14階のホライゾンコートと言う名のレストランに行って昼食を食べに行った。

 大型客船と聞いていたが、レストランから大型クルーズ船の乗船口を見ると、かなり下の方に見え、遠くのビルを見渡すと、この船の大きさが、いかに巨大か、実感できた。食事を終えて、部屋に戻ると、バルコニー付きの部屋で、直ぐ近くにインターコンチネンタルホテル、観覧車と、その奥にランドマークタワーが見えた。17時前に横浜港を出向。

 その晩、夕食に行くと、まだ、空いていた。その後、ステージを見に行ったが、空席が、目立った。翌朝の朝日が、水平線上のあがると、荘厳な感じがして素敵だった。朝食を14階のレストランに行ったが、まだ、早いせいか、空いていた。食後、デッキへ行くとラジオ体操をしていたので参加。その後、散歩をして、10時にロビーバーへコーヒーを飲みに行った。

 しかし、まだ、早春で、プールに入るわけにいかず、部屋で、見られる映画を楽しむことにした。その後、15時過ぎ、アフタヌーンティーに行き、これと言ってやることがないので、持参した文庫本を部屋の中で読んで過ごした。翌日は、フォーマルデーとなっていたので、夫婦で、正装して、アトリウムへに集まると、大勢の乗客が来ていた。

 その後、シアターで、マジックショーから始まり、やがて大勢のクルーが、会場に入ってきた。すると、最後に、クルーたちのダンスショーが、始まった。2、3日目は、終日クルーズ。4日目、沖縄寄港となった。沖縄の港は、がらんとして、静かで、拍子抜けと言った感じ。多くのタクシーが、来ていたので、かなり待って、最寄りの沖縄モノレール駅へ移動。

 そこから首里城駅まで、かなり時間かかったが、到着。そこで、首里城見学ツアーに参加した。その後、昼食は、沖縄そばを食べようと、店に入り、食べたが、蕎麦と言うよりも肉うどんと言う感じがした。友人の一人が、マッサージを受けないと言うので女性たち全員で、入って行き、男性たちは、モノレールに乗ってリューボー・デパートへ出かけた。
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