炎上商法~リアルホラーの真相~
文字数 1,511文字
アリサは妙に上機嫌だった。合コンで渡していたJKのプライベートのスマホに連絡が入ってきていた。
†
K社の中堅作家Rの担当編集者が土下座していた。
K社で電子出版の独占契約を結んでいたのに、一年経っても出版される気配がなく、Rはかなり腹を立てていた。
Rは晴々とした表情で宣言した。
これこそ作家の生きる道、見事世間を欺いてみせましょう!
その後、この投稿は大量のPVを稼ぎ、新ネット小説投稿サイトKのPVもアップしていった。
Hブックマークも順調に炎上していた。
でも、アリサの『悪役令嬢は異世界でシンデレラになって無双する』(キャッチコピー:異世界でシンデレラになって無双しょうちゃうわよ!)のアクセスはあまり上がらなかったという。
社長のJKのところに苦情の電話が入ったのは言うまでもない。
参考:カドカワ 富士見と独占契約したけど本が出ないハートフル
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880239915
「KADOKAWAと契約したのに本が出ない」 KADOKAWAの「カクヨム」開設初日に核爆弾級の小説が投稿される
ジャンルは「ホラー」。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1603/01/news119.html
ろくごまるにnote
https://note.mu/rokugomaruni