第15話 「薄っぺらい詩」

文字数 156文字

「薄っぺらい詩」


傘の下の薄縁で

どれだけ愛を語ってきたの

あなたたち

残念ならが滑稽で

大きな大きな勘違い

永遠なんて永遠ない

傘の下の薄縁で

どんな自由を求めてきたの

わたしたち

小気味いいほど残酷で

繰り返される猿芝居

心の闇ほど平等に

折れて破れて曲がって燃えて

刺さって流れて埋まって飛んで

そんなビニール傘なのに

薄っぺらい傘なのに
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