第16話

文字数 1,602文字

恋愛物語で、避けて通れないのが「過激表現・ラブ」問題ですね。
「やらして?」「うん、いいよ」
「したい」「えーーー」
「いいかな?」「…」
いろいろパターンを考えるのですが、上記の表現ではドラマになんねぇ、です。

漫画や映画なら、視覚情報でエロエロバリエーションが取れるのでしょうが、テキスト情報だけだと、以前にも書きましたが、「擬音」満載で、読者の脳内妄想をかき回す方式になっちゃうわけですね?

だから官能小説のジャンルって、難しいと思うのですが、皆さんはいかが判断されますか。
しかし、作品を投稿する時点で「性表現ガイドライン」「公序良俗」という線引きがあるのは、おわかりのはず。
もちろんレーティングするのも、一つの方法ですが・・・

今回は「性的同意」の重要性について考察したいと思います。
お話はフィクションですが、「過激表現・ラブ」を登場人物たちがいたす前に、きちんとお互いの意思を確認するセリフが必要になると思うからです。
相手の同意がないまま、押し倒したらこれは「れいぷ」になり、犯罪行為です。

知り合い(助産師)に聞いたのですが、(中学・高校・大学で性教育講座を開催している人です)
まず最初に講座では、「相手に性的同意をきちんと取るように」、しっかり言うそうです。
性的同意ってなに?どーするの?
って顔するあなた?

ネットで動画を見せるそうです。
イギリスの警察が制作した「性的同意を紅茶にたとえると」「tea and consent]
紅茶を出してきたところが、いかにもイギリスっぽいですね。
紅茶を相手にすすめる時と、性的同意をからめて説明しているので、全年齢で使えるシンプルなものです。
性暴力を防止するためにも、小学校高学年くらいから見せてもいいのでは?と思います。
短い動画で、紅茶カップがいろいろ出てくるだけなので、生々しい描写は一切なしです。
ネット検索すれば、すぐに出てきます。(日本語版あり)

まぁ、何が言いたいのかというと、
「モノカキは現在の若者(バカ者)に対する、性教育についての動向を知らなくてはいけない」
と、いうことです。
興味本位のアダルト変態・エロっちい話ではなく、王道?を知っておくことなんですね。
その上での「変態さん」描写をする?

しかし、現実生活で、自分の子供を「性犯罪や暴力」の被害者や加害者として巻き込まれないようにするためにも、周囲の大人がきちんと知っておくことが重要です。
デートDVやストーカー問題もあります。

そー言えば、コロナの時に「子供向き性教育の本」がかなり売れたと聞きました。
芸能事務所の問題も、この間まで沸騰していましたよね。
いやぁ、「寝た子を起こすな」理論ではなく「子供はもう起きちゃっているんだけどさ」
というスタンスで考えましょう。

まず、法律から
日本では性的同意年齢を13歳から、設定しています。
明治から100年以上、これでやっています。
13歳未満は処罰対象ですが、青少年育成条例などで、引き上げている県も多くあります。
でも・・13歳ですよ・・・・
令和5年7月13日からは法律改正で、やっと16歳になりました。

外国ではアメリカが州によって異なりますが、16~18歳
イギリスが16歳、フランスが15歳、ドイツが14歳です。
なぜに、日本が13歳でOKなんですか・・・・

なんで、こんな話題をあげたのかというと、
前に書いた魔女の話なんですが、若い兄ちゃんが魔女(しかも男性経験なし)をくどき、迫る話なんですが・・・
若い兄ちゃんがどのように「性的同意」を魔女に取りつけるのか・・悩んでしまいました。
その時は、さらっと書いてしまいましたが、もう少しねちっこく深堀してもよかったかなと反省しています。
その後、深堀して、ねちっこく書き足しました。
「キスってなに?魔女の恋愛論・魔法の恋の行方シリーズ1」です。
バカ話で、コメディです。
短編・完結なので、お暇ならお読みいただけるとうれしいですぅ!


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