(三)

文字数 689文字

「あれっ?」
何か人作が気が付いた。
「どうした?」
「いや・・・・なんか足らなくね?」
「えっ?ピッチャー、キャッチャー、レフト、センター、ショート、セカンド、サード、ファースト、あっ!ライト!いない!」
一人いないことに気づいた。
「えっ・・・」
「お前、計算遅いな、タナゴ」
「黙れ、マエト!ピッチャーは練習しなさい!」
「へぇーい」
とどうするか悩んだ。
「ウーン・・・どうする?」
「あっ!あいつとかどうだ、めっちゃ花の匂い探ってるよ」
やばいやつだー。(偏見)
「・・・あいつ?」
「よーし、行ってみよう!」
行動が早い。
「ハロー!!!!マイネームイズタナカゴロウ!!!!ヤキュウチームニハイラナイカ?」
日本語である。
「オウ!イエス!マイネームイズマイク・ロッツォ!」
すぐに入った。
マイク・ロッツォである。
「どうもー」
「いやぁどうも」
「あれ?マイク!?」
マエトの知り合い?
「えっ?知り合いだったの?」
「うん、」
「ようし、やるよー!!!!」
めっちゃやる気があるヤツだ。

***

「おーい!みんな」
世も末ベースボール創立一か月。あるニュースが飛び交った。
「えっ?戦う?」
「どこのチームなんだ?」
「ベルテックスだ」
「ほ?」
・・・・・沈黙。誰も知らないようだ。
「どうやってしたんだ?」
「父ちゃんの伝手でできたんだ。初試合だぜ」
「なんかやる気出てきたねー!」
とマイクが。
「よっしゃ!やってやるぜ!」
賀嶋とエンタロウ、そしてヤマヤマもやる気だ。
そして人作はというと。
(初試合か・・・よし・・・・やってやるぞー!!!!)
試合はなんと三日後らしい。
初試合・・・勝つか負けるか・・・
世も末ベースボールは野球を繰り広げる!

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