(一)

文字数 766文字

静かな風と共に今日の夕日は沈んでいく、あれ、今日も引きこもってたんじゃないかって、思った。でも引きこもってるわけでもない。そしてインタホーンが鳴った。
「誰だよ」
「おいおい、お前、高校生以来だぜ、覚えてるだろ?」
と俺は不思議そうに感じた。ヤンキーみたいなやつとリア充と転校してきた不思議君だったような気がする。そして三人は卓袱台に座った。
「何しに?」
「野球チーム作りたいんだよ」
「えっ?そうだっだけ?」
「仁作!俺はやりたかぁねぇけどさ」
と揉めている。高校時代もこんな感じだったような。
「ええと、タナゴに・・・コジケン・・・お前誰だっけ?」
「マエトだよ、前徒始!いたじゃん、このリア充(小島健)と一緒にいたやつ」
「え?そうだっけ」
記憶喪失になりかけている。
「野球チームって?」
「そう、俺が作りたい野球チームだ、お前を誘ってもいいか?」
ウーン・・・考えてみたが断ることにした・・・
「まあ、強制的に俺は・・・」
「黙っとけ、なあマエトって!お前」
とリンゴジュースを飲みまくってた。
「え?何」
(全員世も末じゃん)
「まあじゃあOKってことで」
「俺入るの?」
「そうだよ」
強制だが面白そうなのでやってみることに。



「番号ー」
「1番!田中吾郎!」
「2番ー前徒始」
「3番ンぅ!小島健!」
「4ばばばbっばば番!田内仁作!」
個性的メンバーが集結しました。というか野球って9人だよね。
「ていうか、これ4人だけどどうすんだ?」
「そこは気にするんじゃねえ」
「俺の・・・仲間・・」
いなかった。
「いやいや無理やろ」
「リンゴジュースがぶ飲み野郎には言われたくない」
「目標は何ですか?」
と仁作。
「強豪シェバリエーズを倒す、これだけだ」
「ちょっと名前ダサくない?」
「確かに」
と二人は思った。
「自主トレに励むっていう感じ?」
「まあそういうこと」
そして冒険と絆の戦いは始まった。


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み