(二)

文字数 725文字

「仲間集めはどうすんだよ」
「えっ?」
「まあ、それは友人を連れてきたら・・・」
「俺はいいけど、マエトとか仁作とか友達いねえだろ」
と言われたマエトは悲しんでいる。
「うううう・・・」
「ウソ泣きやめろ、というか友達いるだろ」
「そうだった」
ガッテン!となった。
「じゃあ仲間集めてきてくれ」
そして二日後
「甲本ヒロトです。」
コジケンの友達。
あと誰も集めていない。
「どうする?」
「フハハハハハ、われの友達を連れて来た」
「なにこれ」
チワワである。
「チワワのカンチャンだ」
「ワン!」
これで六人?
「えっ・・・これだけでやるの」
「まあこんだけ・・・・・」
ストップストップ。
するとタナゴが、
「賀嶋タツヤと土呂土呂エンタロウだ」
「土呂土呂エンタロウ・・・」
どんな名前だよ。
これで八人。
「うっす!ここが球場ですk・・・ええ?」
迷い込んだキャッチャー?
「あの・・・うちの野球チーム入ってもらっていいですか?」
「え?」
と20分後。
「分かりました、入ります。馬田ヤマヤマです」
どんな名前だよ!
「これで9人だ」
いや、できたんかい!
「なんかすごいメンバーだな」
「何をするんだい?」
「よくぞ、聞いてくれた、仁作。そう「世も末ベースボール」だ」
「・・・・」
首を傾げる。
「世も末って世も末だなの世も末?」
「広末・・・」
「それ女優さん」
説明してくれた。
「・・・ということで世も末ベースボールとなったわけだ」
「へぇーそうなんだー」
棒読みである。
「では練習に励んでくれ」
そして野球を一回してみた。
「投げるの遅いぞ、マエト」
「うるさい、やっ!」
「120㎞、まあまあ」
「ふっ」
そして打った。
「これが元野球部の力」
タナゴ、元野球部。
(どうしようかな・・・・ゴロの練習しとくか・・・)
仁作も練習を続けていった。

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