第５話　盈月剣風帖

『サムライレムナント』コラボイベント
【盈月剣風帖(えいげつけんぷうちょう)】無事にクリア。
　今回の配布サーヴァントは宮本伊織。あの宮本武蔵の弟子だそうで。
(知らなかった……)
(歴史に疎い桐乃)


宮本伊織。クールガイ。ミッションすべてクリアしたので宝具5達成。

『サムライレムナント』未プレイのわたしは、イベントをクリアしたものの、正直いうとストーリーの細部はよくわからないままだった。でもきっと、サムライレムナントをプレイしている人には胸熱なイベントだったのでは、と思う。

　ヤマトタケルが可愛かった。
「前回の盈月(えいげつ)の儀に関する記憶がない」伊織に対して、
タケル「イオリは(タケルと)名前で呼ぶな」(ぷんすこ)
伊織「……わかった。セイバー」(しょんぼり)
　と、最初から少し拗(す)ねた態度を取るヤマトタケル。唇をぷうっと尖らせて膨れっ面をしてみたり、おいしそうにおにぎりを頬張るハムスターみたいな表情がとっても新鮮！
　アルトリア•キャスターやペペロンチーノみたいに、くるくると表情が変わるキャラクタはいるけれど、ヤマトタケルも負けていない。


ヤマトタケル。ピックアップガチャ終了ギリギリ数分前に来てくれて感激。

　宮本伊織もだけど、ヤマトタケルももちろんセイバー。手にした剣は当然、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)。ヤマタノオロチの尾から出てきたという三種の神器のうちのひとつ。
　このヤマトタケルがめちゃくちゃ強い。
　イベント期間中は攻撃力アップのうえ、イベント星5礼装を装備すると、さらに攻撃力100%アップという破格の強さ。
　今回のイベントのバトル、1ターン内に発生する敵の数が多くて厄介なタイプだったので、火力高めの全体宝具、めっちゃ助かる！ というかんじで、ずっと出ずっぱりだった。こき使ってごめんよ……。

　宮本伊織は単体宝具で、こちらはHP多めのボス相手に一気にゲージを削ってくれて、すごく助かった。
　ヤマトタケル同様イベント特攻持ちとはいえ、宝具めちゃくちゃ強いな……？ 90++周回でヴリトラ相手に一撃で半分近くごっそりゲージを削っていたよ？
　竜特攻を持つジークフリート&クリームヒルト夫妻を召喚できていないので、つよつよな宮本伊織と、ヤマトタケルに竜特攻コマンドコードを付けて地道に周回。

　そして忘れてならないのが、今回の主役のひとりといっていい、由井正雪(ゆいしょうせつ)。


今は着物姿だけど、召喚時の姿に度肝を抜かれたマスター、きっとわたしだけじゃないはず。

『盈月剣風帖』に於(お)けるキーパーソン。髪型がすごく特徴的。
　終盤でのあのシーン、えげつなかったな……。

　彼女(この由井正雪は女性である)に付き従っているサーヴァント、どう見ても「ライダー」ではなさそうなのになぜライダーと呼ばれているんだろうと不思議だったけど、『サムライレムナント』本編ではライダーを従えているのだろう。ピックアップガチャにて、すでにクラスと真名が明かされているように、復讐者(アヴェンジャー)の丑御前(うしごぜん)である。

　過去の「盈月(えいげつ)の儀」でいったいなにがあったのか、宮本伊織という人間の人物像とヤマトタケルとの関係性も気になるし、由井正雪についても然(しか)りで、これは『サムライレムナント』をプレイしたくなるよね、今回のイベントを体験すると。うーむ。

　今回特筆すべきは、イベントのマップ上に、なんと犬と猫が現れて、指先でちょんちょんとつつくと、それぞれ「ワン」「ニャー」と鳴いてハートをふわふわ飛ばしてくる、というオプション？ が配置されていて、ログインするたびに二匹を探してはちょっかいを出していた。かわいい。
　ちなみに、撫でておいて損はない。単純にかわいいうえに、この犬と猫と戯れること、というミッションが出てくる。




かわいい。本編に登場する子たちなのかな？


***

　これを書いたあと、YouTubeでオススメにでてきた『サムライレムナント』のとあるルートのラストを最後まで観てしまい、
「えええええ…………！！！」
　となっている。
(もちろん、ネタバレは承知の上で視聴)

　伊織ぃぃ…………
　セイバーぁぁ…………

　なるほど、そういうことだったのか…………。

　このラストシーン、もしかして、今回のコラボの冒頭で出てきた場所と同じお寺？