第4話

文字数 293文字

誰にも会いたくない
眠っているのも、仕事をしているのも
食事をするのも面倒だ。

そういう気持ちになって数年経つ

自分のために何かをするのは勿論、
誰かのためにならばきっと、と。必要とされたいと思ったりもしたけれど、求められてもそれに応えられずに、応えられない自分に失望する日々。

まさに、今の自分はただ日々を消化する為だけに。そして、ただ体を生かす作業だけ淡々と行っている。

漠然とこれではいけないという気持ちに囚われて
あれこれ思考を働かせている。

考えるのにも疲れた時は、仕事に没頭しているがそれもなんだか逃げている気になったりして。

なんと難解で面倒くさいんだろうな。

夢の中に逃げたい
心からそう思う。
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