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彼岸花の少女
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第3話
文字数 223文字
―その次の日も、少年は少女に会いに、土手へ訪れた。
その次の日も、また次の日も、休みの日も…。
やがて少年は、学校もサボるようになった。
彼岸花が咲く中、少女と一緒にいることがとても大事で、嬉しく思えたからだ。
だがやがて、彼岸花がしおれてきた頃、少女の顔色が悪くなっていることに気付く。
体の具合も悪そうだ。
少年は少女に訪ねた。
どうしたの?―と。
しかし少女は首を横に振り、儚く笑うだけ。
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