第4話

文字数 262文字

そして次の日、少女は少年に別れを言い出した。



けれどまた、ここへ戻って来ると少女は言った。



しかし少年は嫌がった。



ずっとキミと一緒にいたい―と。



すると少女は少し考えた。



そして言った。



二人がずっと、一緒にいられる方法を。



そして、少年の姿は消えてしまった。



警察や周囲の人々が一生懸命捜しても、見つからなかった。



やがて彼岸花も枯れてしまい、少女の姿も土手から消えてしまった。



だが周囲の住人達は、ボソボソと険しい顔で話をしていた。


あの土手のことを―。
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